優雅なる皇帝記Ⅱ
知に働けば角が立つ、情に竿させば流される、兎角この世は住みにくい。
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死神VSヤンキー
それは昨夜の事である。
東京ディズニーランドの側を通っていたら、
群馬ナンバーのヤン車(ヤンキー系の車の事)が、パンクして道路の左端に止まっていた。
「おうおう。可哀想に・・・」と思って通り過ぎたが、その10メートル位前の信号で赤信号で止まった。
と、その時だった。
死神号の助手席の窓をノックする若者(男)がいた。
窓を開け「ん?」って顔をすると「すみません。パンクしたんですけど工具貸してもらえませんか?」って言われた。
それを快諾し、工具を持ってそのヤン車の側に行くと、中にはこれまた、その車に乗るにふさわしい方々がご乗車されていた。しかも全員女。
(このヤロウ。男1人で女3人とTDLかい?なかなかやるじゃねーか!)

「ジャッキで車体持ち上げてるんだから降りた方が良いんじゃないか?」って思ったが、彼女達のミニスカートの股ぐらに目が行ってしまい、忠告どころではなかった。
ちくしょう!夜でなかったら、その神秘の逆三角形状の布が見れていたに違いない!!
まあそんな事は置いといて、早速工具を出してホイルナットにかました。

が、しかし入らない!
そりゃそうだ。ヤン車仕様に改造されてるそれは、標準の工具など受け付けない物と化し、標準の車載工具ふぜいではお手上げだった。
さて困った。余の工具でも外せない事が分かった以上、これ以上関わっちゃならね~。
こっちも時間がないんだから・・・

しかし、何とかして下さいよ~と哀願してる彼の目および彼女達の目の訴えが、痛い程伝わって来る。こんな時まで堅い結束は守られていた。
何とかったって、道具がなけりゃ~どうにもならね~!だいたい何で余なんだ?
余は営業職だ。修理屋ではない。

どうしよう・・・。こやつら、これから群馬まで帰るんだよな~。
見放すのも可哀想だし、何とかしてやるか・・・。
暫く二人無言で考えた挙げ句に余が出した苦し紛れな答えは「じゃあどっかスタンドまで乗せてってあげますから、後は自分でここまで修理に来てもらう様に交渉してください」って事だった。
で、たった3分前に出逢ったヤンキーを死神号に乗せ、記憶にあるスタンドに行った。
彼女達も3人して「すみません。お願いします」なんておじきして言っていた。風貌に似合わず、意外と礼儀正しいのね。と、ちょっと今の若者を見直した。

記憶は正しかった。ちゃんとスタンドがあるじゃねーか。しかも営業中。
さっそくヤンキーが店員と交渉に入る。だが時間も遅く店員も少ないから、こりゃ来てくれないかも・・・と正直思った。
だが余はひたすら願った。「どうか修理に行ってやってくれ!」と。
でないと、また彼を乗せて、次のスタンドまで行かねばならないではないか。
全く信号が赤でなきゃ、こんな事にはなっていなかったはず。
とんでもねー事にかかわっちまった・・・だいたい何で余なんだ????
他にも赤信号で止まってた車はいただろうに!

こっちも緊張し、店員の回答を待つ。
店員は「出張料3000円かかりますけど・・・」と言うと、ヤンキーはためらっていた。
「バカヤロー。何を迷う事がある!払え!払うんだ!!」必死に心の中で叫んだ。
最悪、余が3000円払ってやるから、解放してくれ。マジで急いでるんだ!とも思った(ウソ)。
叫びが通じたのか、彼は承諾した。「当たり前だコンチクショウ!これ以上余にすがらんでくれ!」日曜の22時を過ぎ、これから用事があって湘南まで行かねばならんのだ!明日は月曜。本当にこっちは時間がないんだヨ!
で、後はスタンドマンに任せ、帰る意向を伝えると、彼はコーヒーを買って来てちゃんとおじぎをして礼を言った。
今まで、ヤンキーとか変な目で見る事もあったけど、実はみんな素直だったりするのかも・・・
そんな事を考え、お礼をもらってその場を後にした。

彼はちゃんと群馬まで帰れたであろうか?
ちょっと気になるが、まあこれも思い出となるであろう。
余が群馬で窮地に立たされた時は、助けてね!

以上

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